2022/4/30 思うこと

器好き

マ・レルラ デザイナーの
阿部真理です。

こちらにおたずねいただき
ありがとうございます。

私、無類の器好きです。
特にこのブランドとか◯◯焼きとか決まっているわけではなく、自分の感性に響いたもの。

家事全体となると全く自信がありませんが、料理に関してだけは、食べるもので身体が出来ているわけですし、元気で生涯現役でよい仕事をしたいので、いい加減なものを自分も家族にも食べさせたくないと、手を抜くことなく、ほとんどが手作りです。

それは、三年前からハンドメイドクラスやイベントでは、深煎りでないコーヒーと共にお出しするスイーツも同じこと。

もともと甘いものがあまり得意ではない私にとっては、市販のものが甘すぎて週に何日かあるそのときにお客様やスタッフに身体にいいかどうか中身のわからないものをお出しするのには抵抗がありました。
それならばいっそ自分でと、アトリエショップでも紹介している、スペイン在三十年の姪が送ってくれている最高のオリーブオイル、友人が営むリンゴ園や庭に実るフルーツを使った甘さ控えめで身体に優しい素朴なお菓子を作ってお出ししてきました。

話はそれましたが、器は私にとっては服のようなもの。
もっと言うと提供される料理やスイーツは、服を着る人と同じだと思うのです。

家で作る食事も、アトリエでお出しするスイーツ(まあ、素人が作る素朴なものではありますが)の器選びは、ファッションを提供するものとしては、妥協出来ません。

器にもTPOがあり、和洋もあって、となるとアトリエでもかなりの種類のいわゆるデザート皿やカップがいつの間にか棚に収まりきらないほどになってきました。
ひとつひとつ高価なブランド品とかではなく、ひょんな経緯でやってきてくれたかわいい子達、実家に60年以上前からあったARABIAのカップ、フランスの蚤の市で、スペインのアンティークショップでとその他も出自は様々です。

私はイベントを主導しているので、そのスイーツに長女が魔法をかけてベストな状態でサーブしてくれるので心強く、素人の私が作る、素材は最高でも出来は完璧ではないスイーツをおめかししてくれることに長けていてくれることに感謝しています。

器と料理、スイーツのバランス、ハーモニーを服と同じくらい大切にしたいと思っています。
機会があれば、イベントにはもれなくついていますのでご笑味くださいね。