2021/4/27 思うこと

スペンサー

マ・レルラ デザイナーの
阿部真理です。

こちらにいらしていただき、
ありがとうございます。

ロバートbパーカーという小説家の(こんな書き方失礼と思うほど知らない人はいないはずだけどもしかして、の念のため)ボストンを拠点に繰り広げられる私立探偵スペンサーのシリーズが大好きでした。

年に一冊出る暮れの日が待ち遠しくてワクワクしながら待ったものです。

何がそんなに好きだったのかなあ。
とにかくスペンサーのかっこよさと精神科医の恋人スーザンとのパートナーシップは、あこがれでした。
大人の男女の関係性は、こうでなきゃ、と当時独身の私は思っていて、そんな人が現れないかなあ、と夢見ていたのです。

知的でウイットに富んでいて、強い!スーザンとの関係は、お互いを尊重しあい、それぞれ自立し、成功していて、サポートしあっているのがなんともうらやましかった。

友人ホークとの関係も間合いもなんとも素敵で、こんな親友がほしかった。

とにかく憧れて、私の当時の深緑色のステップワゴンの名前は、スペンサーでした。

はじめてスペンサーを運転して都内から前橋にやってきたとき、初めて見る街中に走る利根川に感動してカーブに気づかず、木に激突し、エアバッグが出てスペンサーは私を守ってくれました。その後、廃車になりましたが。

それから以後、私の車の名前は、大天使の名前になりました。
現在の車の名前は、守護天使ミカエルです。
最近、高速道路上でのパンクを生まれてはじめて体験しましたが、ミカエルは堂々とぶれもせず、路肩まで移動し、ロードサービスを待てました。

話が脱線してしまいましたが、そんなロバートbパーカーのスペンサーのことをしばらく思い出さずに忙しく毎日を暮らしていました。

でも最近、ふと思ったのです。
ディティールは、大分違いますが、今私はひとまわり近く年の違う夫がいて、そんなに強くないし、ロマンティックでもないけど、私はしっかり自立して自分の大好きな仕事を続け、全面的に精神的なサポートをされていると思えているなあ、と。

ウイットに富む会話ができる優しくたくましい大切な友人達の存在に本当に助けられている!

かなっていると言えるんじゃない?(笑)
願えばかなうんだなあ。

敬愛するロバートbパーカーが10年以上前に亡くならたのを最近知りました。
また読んでみたくなりました。
たくさんある中から、どれにしましょうか。