2021/2/18 リバティプリント
リバティプリントの定番
マ・レルラ デザイナーの
阿部真理です。
こちらのblogをおたずねいただき、ありがとうございます。
車の車種によって、これにはこの色!ってあるなあ、とよく思います。昔の角ばったボルボは、あくまでも私にとっては、(人により違うのでしょうね)ダークネイビーが一番マッチしていると思っていたし、FIATの小さめのは、山吹色、ミニクーパーはダークグリーンとか、、
他の色は、選択の幅をひろげるようにこじつけているなあ、と感じてしまいます。
それと同じようにリバティプリントの数ある柄をみたときにこの柄は、この色でしょう!というのが必ずあります。
ところが、リバティプリントに関しては、それがひとつではないんです。
二つ、もしくは全色一反づつでは飽きたらず、数反づつ買わずにいられないものがよくあるので、悩ましい。
柄を選ぶのは大変じゃないですか?とよくたずねられます。
いいえ、けっして。
食べ物を口にしたとき、おいしい、普通、口に合わないと大きく別けて3つに分類できるとします。
ところがリバティプリントに関しては、中間がありません。
私の中では(柄と配色の私のこのみが)和音と不協和音というと例えがよくないかもしれませんが、二者択一です。
即決まります。
不思議とこれどうしようかは、ありません。あくまでも私には、ですが、響くか響かないか、なので悩む要素がないのです。
好きすぎて数倍の量、買ってしまう柄も即決まります。
困るのはそれから(笑)
すごい金額!となるのは、納品時、請求金額をみてです。
でも好きなのだから仕方ない。
そして不思議とその柄は残ることなく早々に棚から姿がみえなくなります。
毎年モデルチェンジされて、アーカイブより復活したり、あたらしい柄が加わったり、色が刷新されたりしますが、今年のETERNAL COLLECTION 定番の中から、今秋冬発表のお仕事で、穴のあくほど眺める日々が続いています。
普段は、SEASONAL COLLECTIONを中心にセレクトし、服や小物を作っているので、あらためて定番は、逆に新鮮でした。
今年の新定番の中からセレクトした、私の好きな柄をひとつづつINSTAGRAMでアップしてみようと思い立ちました。
好きな柄ですから、以前に使ったものがほとんどで、製品にまた組み込むものは少ないのですが、以前使ったシーズンの一緒に使用した他の柄が、吹き出しのように私の頭をかすめます。
新しいリバティプリントの楽しみを見つけた気がして、一人幸せな気持ちでにんまりしています。