2021/1/19 群馬愛
群馬愛part2
マ・レルラ デザイナーの
阿部真理です。
こちらにいらしていただき
ありがとうございます。
群馬県前橋市にアトリエ、会社を引越して18年目に入りました。
会社設立から27年なので、いつの間にか、こちらにきてからの方がゆうに長くなっていたことに気付き驚きました。
ファッションをしているものが、東京にいないなんて、という頭でいた私は、正直言って、会社が群馬県にある、ということに引け目のようなものを感じていました。
いつの頃からでしょう。
それが、逆転し、胸を張って自慢できるようになったのは。
群馬の素晴らしさは、なんと言っても美しい山々を毎日眺めて暮らせること。
朝日が赤城山の裾野を夏至と冬至の間刻々と移動するのを眺め、夕日は、榛名山と妙義山の間を茜色に染めます。
話しは、ずれますが、小学校の運動会の紅白が当たり前と思っていた組分けが、この前橋では、赤城、榛名、妙義だったのには、腰が抜けるほど驚きました(笑)
あと、この辺の方々の場所の説明が、○○の北とか○○の西側、とか方角で伝えること!
赤城山を北と見れば、どこにいても方角がわかる!というのです。
山とともに生きているんですよね。
都会育ちの私には、恥ずかしながら、ビルの間に、どちらから日が登り、日が沈むのか、あまり意識していませんでした。
私が次にあげたい魅力は、豊富な果物の産地であること。
美味しいリンゴを作られる友人のリンゴ園には、シーズン中何度も足を運び、ブドウ、梨、桃、サクランボ、すもも、ブルーベリー、イチゴ、スイカ、梅、、
ミカンは、うちの植木場にも美味しいのがなります。
果物好きには、本当にたまりません。
また野菜!
新鮮な採れたてが、とにかく美味しいし、お安いのです。
漬物好きな夫につられ、いつのまにか、白菜漬、沢庵はシーズンに三、四回はそれぞれ漬けます。
冬の時期、塩分を最小限に抑え、サラダ感覚でいただきます。
食べることばかりですね(笑)
群馬の女性の(はっきり言って)隠さない気の強さ、これは、私の大好きなところ!
正直で率直、歯に衣着せない物言いは、衝撃的でした。
強めの発言の裏にある、情の深い優しさが、癖になる感じ。
自分で言うのもなんですが、私と似ているじゃないですか!
今では、皆さん私が群馬出身じゃないことを忘れていると思います。
自然が豊かなのに、新幹線で一時間で東京に着く利便性もありますね。
温泉が、たくさんあり、美しい景色もそこここにありながら、変に俗っぽい観光地化がなされていないのもうれしいところ。
災害もなく、雪も少ない(風は少しありますが)土地柄は、本当にありがたいです。
語りだしたらきりがなく、そんな話を家族、友人に事あるごとに話しているうちに、いつのまにか、娘家族、息子家族、妹夫婦、母まで、要するに家族全員群馬在住になりました。
友人も続々と移住してきています。
群馬に骨を喜んで埋める覚悟でアトリエをやっと二年前、建てました。
美しい山を見ながら、大好きな仕事ができる幸せ、本当にありがたいなあ、と感謝する日々です。