2020/12/16 つくること
わあ、できた!
マ・レルラ デザイナーの
阿部真理です。
こちらのblogをお尋ねいただきありがとうございます。
わあ、できた!
大袈裟かもしれないけど、なにかができたときの嬉しさ、達成感、幸福感、充実感、etc.、、、って最高ですよね。
小学ニ年生の時、はじめて自分でセーターを編み上げた、その時以来、ずっとそれを体感したくて手を動かしている気がします。
定時、アトリエにいる時間は、自分の机に座って手を動かす時間は全く取れず、七人の(と書くと小人、と繋げたくなりますが、みんな大きいですw)スタッフが、皆ものをつくるための地味地な作業は、かなりロウテクで細かい意思の疎通が必要になり、動き回っている途中に来客があり、ハンドメイドクラスがあり、、というバタバタな日常です。
一人なら、きっと夜中までアトリエで過ごしてしまうのでしょうが、幸い一定の時間に食事をとりたい家族がいるとそうもいかず家に戻ります。
食事が終わるのを待ちきれず、まだ食べている家族がいると席を立つのもどうかな、という配慮から、食べ終わった器はそのまま、やけに広いテーブルを横にスライドして、やっと私の手を動かしものを作れる時間!
そのまま、夜中までとにかく、なにかを作りたいのです(笑)自分でも笑っちゃうくらい、なにかを作りたい!簡単なものでもなんでもいいのです。
次々に浮かんでくる色々なことをこうかな、ああかな、と手を動かして確かめ、具現化してみた様々なものが、製品になったり、半日のワークショップになったりします。
その時間が、私にとってどれ程大事でなくてはならないかを理解してくれる家族に大感謝ですが、ゆっくり食事をしたい夫と一刻も早くもの作りがしたい私とペースが違いすぎるなかで、多分自分がしないと散らかり放題になるので、仕方なく始まった後片付けが日常になり、今に至ります。
その合間に次の日のイベントやクラスのお菓子を作る道具類も加わりますが、長い時間のなかでそれも慣れてくれました。
特にリバティプリントは、その美しさと多様性から、また大量に出る服の切り落としたはぎれをなんとか生かしたい気持ちも重なり、格好の材料です。
ものを作ることを生業に出来ていることのラッキーさは、本当にありがたいことです。
そこにまた作りたい情熱の種火を消さないように毎日幸せな、「わあ、できた!」が私を毎日元気にさせてくれます。
そしてそれを一緒に楽しんでくれる友人や生徒さんの存在に改めて深い感謝がわいてきます。
そんな日常から生まれた工作、リバティプリントの携帯ケースと箱をくるむワークショップを一月二月で、ご要望を多数いただき、行うことになりました。